鹿児島県姶良市にて心理カウンセリングをしています。
我が国の自殺者数は近年全体として減少してきているが、依然として年間2万人を超えており、
未だ深刻な状況である。
中でも若年層の自殺についてみると、
日本における10~39歳の死因 順位の1位は自殺
となっており、
国際的にも、15~34歳の死因順位の1位が自殺となっ ているのはG7の中でも日本のみである。
(厚生労働省の資料より)
命を絶ちたいとおもうとき、
現状になすすべがなく、
息をしているだけでも苦しく、逃れたい。
ただ、息をしているだけ。
楽になりたい。
ここから、逃げたい。
そんなとき、命をたつ選択をしてしまうことになる。
しかし、その行動をとるのは、
『いまより楽になりたい』から。
つまり、
抜け出したいからだ。
噛み砕くと、
今より楽になりたい...
幸せになりたい...
現状を変えたい...
という、願望が、自殺という形になる。
右も左も上も下も八方塞がりのとき、
1つの道がみつかった、としたら、
「死」という道。
すすめる!と勘違いしてしまう。
もし、
どんなに苦しいときでも、
自分を信じて生きていけるなら、
その道を選ばないだろう。
ただ、自分への評価が低いひとや、
常に自分を否定し、
自分に価値がないとおもいがちなひとは、
未来もみることができず、
なお、自殺の道へ進みやすくなる。
人間は、無価値なひとなんていないのに。
世界80億人1人1人に価値があり、
同じ地球という中で、生きている仲間だ。
80億分の1の自分たち。
誰と比べることもすることに意味もなく、
自分という心とからだを大切に寿命を全うしたい。
人生、どうしても波はある。
もう無理かも...と思う時だって、幾度となく訪れる。
どれだけ涙を流しても足りないくらい
苦しむこともある。
わたしも同じようにある。
そうなったとき、自分の価値観を強くしておけば、
苦しむ時間が、短く、
立ち直れる。
自分が自分を1番理解し、
どんな自分も、「まあ、そんなときもあるよね?」
と受容できたら、
ダメな自分も、不細工な自分も、
性格悪い自分も、
「まあ、仕方ないか」と、丸ごと受け入れられたら、
きっとその先の思考は明るい。
苦しい時、死にたい時、
「わたしは変わりたい、現状は嫌だと思っているんだ」
「まだまだ、生きていたいと訴えているんだ」
と、いうことを、知ってほしい。
事実、そうなのだから。
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